「それは、自分で考えてみな。 じゃないと意味ないしね?」 「………え」 私が 『どういう事?』 と聞こうとしたら、注文したハンバーグが運ばれてきた。 「さ、食べよっ♪」 雅は嬉しそうに目の前のハンバーグを見ていた。 食事の間も、その後遊んでいる間も、雅は神矢くんの話題に触れることはなかった。 ………自分で考えないと意味がない、か。 私は疑問に思いながら春休みを過ごした。