「………蓮、会いたいよ」 私は玄関を閉めた後、独り言のように呟いた。 私は知らないうちに、蓮と神矢くんを重ねて見ていたのかな…… だから、ショックを受けたんだよね。 私は気持ちが落ち着かなかった。 なんでだろ…… ――――…… 「はぁ!?」 その夜、私はお姉ちゃんに 『何言ってんの??』 って言われていた。 「いいじゃんか、可愛い妹の頼みだし??」 「私、可愛い妹なんか持った覚えないけど」