冬休みが近くなった頃には、もう、がちがちした空間はなく、
2人の空間は柔らかく、優しかった。


そこからは、手を繋ぐことも出来た。


お互い一緒にいるだけで安心できる。

私にとって蓮はそういう存在だった。