「…………」 静奈ちゃんの言葉が胸にグサグサ刺さる。 『本当はそうなんじゃないの??』 とか自分に聞いてみたりする。 でも答えが出るはずもなく、私は黙っていた。 「中途半端な気持ちで慎に近づかないで。つか、絶対近づかないで。 それじゃ。」 静奈ちゃんは言うだけ言って帰っていった。 結構遅い時間って事もあり、教室には誰も居なくて、グランドの部活生の声が聞こえるだけだった。