狼彼女のお気に入り




それから一週間。



お兄ちゃんはあの日言った通りに、毎日あたしの部屋に来た。



かと言って毎日、説得されるわけでもなく



お兄ちゃんもあたしの様子を窺っているようだった。



そういうところも、お父さんにそっくりで嫌になる。







「憐、学校は行かないの?」


「別にお兄ちゃんには関係ないでしょ?」


「あぁそんなに睨んじゃって。怖い怖い。」



不機嫌なあたしを横目にお兄ちゃんはクスクスと笑っている。



この人のせいで一週間、学校に行けてない。



今会ったら、会長に迷惑がかかるから。



メールも電話も



『会長、好きだよ。』



あの日以来、何も……









会長…心配してるかな



ううん、怒ってるかもしれない。



『なんで来ないんだ。ちゃんと連絡ぐらいしろ。』

って言ってたりして。



あんな告白……
言ったあとだしね。



会長………



会いたい、な────…