狼彼女のお気に入り




次の日───





俺は朝早くから、仕事に追われていた。



「か、会長…これは…」


「あぁ゙?!」


「ひいぃ…っ」


「あ…すまない。そこに置いてくれ。」


「は、はい…っ」



今日行われるはずのテストが全て、紛失したのだ。



いや、実際には職員室が荒らされていた、と言った方が正しいかもしれない。



何者かに荒らされたのは間違いないのだが…



何しろすごい荒れようだ。



とにかく、テストだけでも見つけようということになったのだ。



ただ、職員室には生徒の個人情報満載の資料があるから、こうして、生徒会のメンバーだけで探すことになった。



「相当な量だな…」


「誰がやったんでしょうね…」


「誰がやったにしろ、とにかく今はテストを探せ。」


「それはそうなんですけど…」