倉庫…といっても、そこは小さなコンテナのようなものや、テトラポットが沢山並んでいて、まるで迷路みたい。


『どこに逃げた?』

『多分あそこじゃね!?』



そうこうしているうちに、どんどん近付いてくるバイクの音。




ここにいたらすぐ見つかっちゃう…

どうしよう………



焦って周りを見回すと、コンテナの中に山積みにされた大きな木箱が目に入った。






そうだ……ここに隠れれば…!!


私は物音を立てないように静かにコンテナの中に入り、沢山ある木箱の1つに身を隠した。




『多分この辺りだと思ったんだけどな~』

『どこにもいねぇぞ!?』

『もしかしてあっちの岩陰の方か?』

『よし、行くぞ』