学校に着いて、蓮くんと別れ、教室に入る。


「花音~☆ 待ってたよ」

「愛梨、聞いてくれる??」

「うん?」

話そう。

あたしの今の気持ち・・・。


「あのね、蓮くんと話す時は悠斗のこと考える事ないの。完全に吹っ切れたって訳じゃないんだけど・・・・・」

「うん」

愛梨は優しい表情で、あたしの話を真剣に聞いてくれる。

「そんでね、蓮くんといると妙にドキドキしてね・・・なんかおかしいの」

ちょっと愛梨は考えているようだった。

「・・・・・花音、それって“恋”だよ。花音はきっと蓮くんの事が好きなんだよ!」