「ううん。なんでもないよ」

「元気だしなさいよッッ!!」


やっぱお母さんには分かっちゃうか…。

はぁ~…ホント学校行くのが憂鬱。

悠斗と咲ちゃんの2ショット…イヤでも見ることになるんだな…。



「行って来まぁ~す」



歩いていると後ろから呼ぶ声が。

「のん~…花音~~!!!!」

「あッッ! 愛梨ぃ~おはよ」

「おはぁ♪ 一緒に学校行こッ♪」

「うん」


あたしたちは歩き出した。

「愛梨~~、教室入るのがヤだよ~…」

「悠斗くんとも、咲ちゃんとも、同クラだもんねぇ…まっ、堂々としときぃよ!!」

「うん~~…」



教室の前に着いた。

あたしはドアを開けた。