そんな ある日の事だった・・・

学校の昼休み・・・美咲が携帯のメールをみると・・・「マコ」

「?!」

それは 誠の携帯を使った 幸子からのメールだった。

『今日は 学校 終わった後 少し 時間取れますか?』

【なんだろう・・・・】

『取れます。 5:00頃でもいいですか?』

『ええ。待ってるね』


その日 美咲が 学校の帰り マコのファミレスに立ち寄ると

そこにいたのは マコと同じ歳の青年。


初めは もちろん 店内を 幸子の姿を探してきょろきょろ・・・・

帰り際に 担任に捕まって 提出プリントの不備を指摘されて直してきたので

連絡を入れてはおいたものの 「遅刻・・・・」

仕方ないので マコの席の傍に・・・・

と・・・・その マコの席に座っていた 青年が美咲に声をかけてきた。

「佐藤 美咲ちゃん・・・だよね。」

【知らない顔だし・・・・・】

「そ・・・・そうですが・・・・・」

怪訝な顔をして答えた 美咲を見て 青年が少しはにかみながら返事をした。

「あははは・・・本当だ。誠がいってたように ガードが固いや。」

【えっ?マコの知り合い???】

「俺、 誠のマブダチの 大川 智也っていうんだ。」

「えっ?でも・・・・」

「1回も病院で会わなかったし・・・・って?」

「え・・・・ええ・・・・」

「あいつが 来るなっていうからね・・・あまり顔ださなかったんだ
 メールはやり取りはしていたけどね。君のことは たっぷり これでもかって
 くらい 聴かされていたよ。」

「私の事・・・を。ですか?」

「ああ・・・あいつ 惚れてたよ 君にさ。」

「そ・・・そんな・・・・参ったな。」