男と手なんか 幼稚園のお遊戯以来触れてもない。 川瀬の生暖かい手が あたしの左手を握っている。 『友達になったら こーやって手ぇ握るんだよな!?』 『・・・あんたそれ 変な友情漫画の見すぎでしょ』 『そーなのか? まぁいーじゃん。友達んなった証?みたいなさ』 『・・・はいはい。』 不本意ながらも あたしは川瀬の右手を振り払わなかった。