いちごキャンディー

そんな言い合いをしていると、ひしひしと感じる視線が二つ。兄貴と紫織さんが俺たちを笑いながら見ていた。


「本当に仲良しだね。」

「イチャイチャするなよー(笑)」


2人がそう言うものだから空澄が


「違っ///」


――ドスンッ

「痛ぁ‥‥」


焦って反論しようとしてソファーから滑り落ちてしまった。

あーあ、しりもち付いてんじゃん…痛そ(笑)


『何やってんの(笑)』

「だってぇ…」


そう言いながらソファーに座り直す(よじ登る??(笑))空澄。


「ふふ(笑)いいなぁ、幼なじみって。」

「意地悪ですけどねっ!!」


と、俺を恨めしそうに見て言う空澄


『こっちはお世話で大変だっつーの!!』


俺が言い返すと今度は兄貴が口を挟んで来た。


「はいはい、お前等なんだかんだで仲いいじゃん(笑)おねしょも一緒だったじゃん!?」


「ちょっ///」
『兄貴っ////』

「あら、そうなの(笑)?!」


クスクスと紫織さんが笑う。

俺と空澄は兄貴を睨み付けている。

それでも兄貴は悪びれるもなくニヤニヤしていた。