いちごキャンディー

完成したツリーを眺めながら紫織さんが作ってくれたクッキーを食べた。


「若葉のとは違うね(笑)」

『あれはあれでいい味だしてたけどな(笑)』


今頃、榊はくしゃみしてないだろうか(笑)!?


「真桜兄と紫織さんはいつ結婚するの?!」


一緒にクッキーを食べていた2人に空澄が唐突にたずねた

そういえばどうなんだろう…と、思っていたら兄貴が口を開いた


「俺が大学卒業したら、籍入れたいなぁと思ってる。」

「えぇっ!!?」


そんな兄貴の言葉に一番驚いていたのは他ならぬ紫織さんだった


「何ですかぁ?!俺がお婿さんだと不服ですか??」

「違うよ///ちゃんと考えてたんだなぁと思ってビックリしただけ。」


そんな2人を見た後に俺の顔をじっと見つめ空澄が言った。


「やっぱり兄弟だね、ももちゃんと同じ事言ってる(笑)」


“自意識過剰って言うんだよ”ってニヤリと笑った


『あ?伴ってれば自意識過剰とは言わないねっ!!』


そう言い返すと大袈裟に驚いてみせた空澄


「伴ってると思ってるんだっ?!」

『お前よりはなっ!?』


だけど、俺がそう言うと反論が出来なくなったみたいで悔しがっていた。