そんな思いでに浸るのも今日で最後になりそうだ。


今思えば、どんな形でもあいつの側にいられた俺は幸せだったのかもしれない。


ちょっとしたことで傷ついて

嫉妬して

馬鹿みたいに泣いて







乙女かよ……。

それくらい大好きだったんだ。




蜂蜜に唐辛子を入れたみたいに
甘くて辛くて散々で



そんな毎日だったけど
今なら素直に言えるだろうね。



友達で居てくれてありがとう


って。




そんな思い出がたくさんたくさん頭をよぎって。

まるで走馬灯のようで




来世では親友になれるかな?


なんて、柄にでもないことを思いながら永遠の眠りにつくのだろう。





俺は。


俺は本当に馬鹿でひねくれ者で







幸せ者だった。