軽い気持ち――たしかに、そうかもしれないけれど。
でも、あたしの心の中で「軽い気持ちにしたくない」って思う部分がある。
どうして……かな……?
シンさんのことを考えると、どうしてもそんな「軽く」っていうのが、嫌だと思ってしまう。
けど――シンさんは「軽く」と思っているかもしれない。
マコが言ってくれたように「近くのお店で軽くお茶をするだけ」って考えているだろうし、あたしだってそれ以上のことをされても困ると思う。
お茶以外に、なにかちょっとした品物をプレゼントをされたり、とか……
困る、っていうより、戸惑っちゃう――かな?
……でもまぁ、さすがに忘れ物を届けたくらいじゃ、そんなことまではしないよね。
――まるで、そうなることを望んでるみたいで……恥ずかしいよ。
ちょっと考えすぎたあたしは、こっそりと心の中で苦笑した。
「ま、どっちでもいいって言われてるんでしょ? もう少し考えてみて、ないなーって思ったら、スルーでいいじゃん」
考え込む必要はないよ、って言うと、マコはぽん、とあたしの肩に手を乗せて笑う。
「――うん、そうだね……」
色んなことを考えつつも――その言葉にこくんと頷いてみせた。
でも、あたしの心の中で「軽い気持ちにしたくない」って思う部分がある。
どうして……かな……?
シンさんのことを考えると、どうしてもそんな「軽く」っていうのが、嫌だと思ってしまう。
けど――シンさんは「軽く」と思っているかもしれない。
マコが言ってくれたように「近くのお店で軽くお茶をするだけ」って考えているだろうし、あたしだってそれ以上のことをされても困ると思う。
お茶以外に、なにかちょっとした品物をプレゼントをされたり、とか……
困る、っていうより、戸惑っちゃう――かな?
……でもまぁ、さすがに忘れ物を届けたくらいじゃ、そんなことまではしないよね。
――まるで、そうなることを望んでるみたいで……恥ずかしいよ。
ちょっと考えすぎたあたしは、こっそりと心の中で苦笑した。
「ま、どっちでもいいって言われてるんでしょ? もう少し考えてみて、ないなーって思ったら、スルーでいいじゃん」
考え込む必要はないよ、って言うと、マコはぽん、とあたしの肩に手を乗せて笑う。
「――うん、そうだね……」
色んなことを考えつつも――その言葉にこくんと頷いてみせた。

