どうしてあたしはシンさんの前で、こんなにどきどきしているんだろう。
今までのお客さんやタクミになら、心臓が早くなるなんてことはないのに。
きっと、あたしが初めて接するタイプの人だからかな?
紳士的で優しくて、それでいて温かくて朗らかな人。
シンさんみたいな人に出会うのって、本当に初めてだし、それに……
――それに?
え……あたし、なにかそれ以外にも感じてる?
心の奥にぽつんとあるこの気持ちって……?
なんだろう……分かんないけどすっごく恥ずかしい……っ!
「あ、ありがとうございます――……」
思わず赤くなりそうな顔を必死に抑えつつ、どうしようかもじもじ考えていると、もうすぐバイトの時間だったことを思い出す。
「あっ! もう行かなきゃ――」
腕時計を見て、慌てて時間を確認。
まだ少し余裕はあるけど、油断は出来ない時間。
新学期のためにも、春休み中は頑張らなきゃいけないっていうのに。
「あ、あのっ……ごめんなさいっ! もうすぐバイトが始まっちゃうので……」
さっきまでの気持ちにプラスされた時間の焦りに、頭がパニックしそうになりながらも、頭を下げてシンさんにバイトの時間が迫ってることを告げた。
今までのお客さんやタクミになら、心臓が早くなるなんてことはないのに。
きっと、あたしが初めて接するタイプの人だからかな?
紳士的で優しくて、それでいて温かくて朗らかな人。
シンさんみたいな人に出会うのって、本当に初めてだし、それに……
――それに?
え……あたし、なにかそれ以外にも感じてる?
心の奥にぽつんとあるこの気持ちって……?
なんだろう……分かんないけどすっごく恥ずかしい……っ!
「あ、ありがとうございます――……」
思わず赤くなりそうな顔を必死に抑えつつ、どうしようかもじもじ考えていると、もうすぐバイトの時間だったことを思い出す。
「あっ! もう行かなきゃ――」
腕時計を見て、慌てて時間を確認。
まだ少し余裕はあるけど、油断は出来ない時間。
新学期のためにも、春休み中は頑張らなきゃいけないっていうのに。
「あ、あのっ……ごめんなさいっ! もうすぐバイトが始まっちゃうので……」
さっきまでの気持ちにプラスされた時間の焦りに、頭がパニックしそうになりながらも、頭を下げてシンさんにバイトの時間が迫ってることを告げた。

