シンさんへの今回のパフェは、バナナチョコ風にする。
カップの中にプリンをアイスでサンドすると、味の変化もあって楽しい。
少しインパクトが薄いから、今日はウサギに切ったリンゴを上に乗せた。
それから、1口サイズの星型のチョコを真ん中のアイスの上に1つ。
他のお客さんの注文では乗せないけど、なんとなくシンさんには乗せてあげたくて、今回も乗せてみた。
あたしだけの秘密。
「お待たせいたしました」
いつものようにパフェを持ってシンさんにパフェを持って行く。
「あ、今日のパフェはオレンジじゃないんだね」
「はい。今日はチョコバナナにしてみました」
「あぁ、すっごく美味しそう」
うんうん、と頷きながら、あたしを見上げてにっこりと微笑む。
「ありがとう」
「ごゆっくりどうぞ」
温かい微笑みだから、あたしもついつい仕事を忘れて素で微笑んじゃう。
いけない、いけない……これは仕事なんだから。
あたしはメイド、この人はお客さんでこのお店の雰囲気を楽しんでくれているわけだし。
素に戻りかけてた自分を戒め、カウンターに戻ったあたしは、小さく深呼吸をして気持ちを入れ替えた。
カップの中にプリンをアイスでサンドすると、味の変化もあって楽しい。
少しインパクトが薄いから、今日はウサギに切ったリンゴを上に乗せた。
それから、1口サイズの星型のチョコを真ん中のアイスの上に1つ。
他のお客さんの注文では乗せないけど、なんとなくシンさんには乗せてあげたくて、今回も乗せてみた。
あたしだけの秘密。
「お待たせいたしました」
いつものようにパフェを持ってシンさんにパフェを持って行く。
「あ、今日のパフェはオレンジじゃないんだね」
「はい。今日はチョコバナナにしてみました」
「あぁ、すっごく美味しそう」
うんうん、と頷きながら、あたしを見上げてにっこりと微笑む。
「ありがとう」
「ごゆっくりどうぞ」
温かい微笑みだから、あたしもついつい仕事を忘れて素で微笑んじゃう。
いけない、いけない……これは仕事なんだから。
あたしはメイド、この人はお客さんでこのお店の雰囲気を楽しんでくれているわけだし。
素に戻りかけてた自分を戒め、カウンターに戻ったあたしは、小さく深呼吸をして気持ちを入れ替えた。

