「背中…流してやるよ。」

「…うん。」


白くて綺麗な背中を見てると、また抱き締めたくなる。

背中の泡を流すと、

「私もやってあげる。反対向いて?」

と言った。

力を入れてゴシゴシと洗う。

結構力あるな…。


「これでいい?」

と肩に手を置いた時、ぐいっと両手を引っ張った。その拍子にぐっとマコの胸が背中に当たった。


「ちょ…ちょっとリュウさん。手…離して…。」

照れくさそうに言ったけれど離したくない。手を掴んだまま、マコの方を向いた。

「やだ…恥ずかしいよ。こんな明るいのに…見ないで。」