「リュウさんて上手だね。手際がいい…。何でそんなにできるの?」 「さあ、何故でしょう?」 「うわあ、このおダシおいしい。」 上機嫌で旨そうに食べるよな。 自然に笑みが溢れた。 時計を見ると、もう8時半。 昼の部のお芝居に行ってるにしては、ちょっと遅くないか…? 「連絡とってみれば?遅すぎないか?」 「…うん。」 ケータイを取り出した。 「あれ、メッセージが入ってるよ。」