「今日はお疲れ。」

「ありがとう。来てくれて嬉しかった。どうだった?」

「緊張感があって、すごかった。感動したよ。あんなすごい技するんだね。手足も伸びてて綺麗だったよ。」

「ほんと?良かった。こんなこと滅多にないし、絶対見て欲しかったの。思い出になるかな?」

「当たり前だろ。…学生服まで着せられて忘れられるかよ。」

「あはは、そうだったね。でも残念だったな。これ着てプリクラ撮りたかったのに。」

「それだけだったら、また着て撮りに行けばいいよ。」

「本当に?やったあ!」

嬉しそうに跳び跳ねるマコを見てると、自然に笑みが溢れた。