しばらく走って、聞いてみた。

「これからどこ行こうか?」

「……。」

「制服デートするんだろ?」

「……。」

「マコ?」


返事はないし、腰を掴んでた手はだらんと下がって、何だかフラフラしてる…?


自転車を止めて振り返ると、背中にもたれてスースー寝てるじゃないか。


「こら。起きろ!危ないだろーが。」

「…あ?ごめん。」

そう言って起きるけど、しばらく走るとまた寝てるし!


疲れたんだな…。


落ちないようにゆっくりこいで、マコの家に向かった。