完璧男子

 蓮に手を差し出されて私の手を重ねる。



「購買なら俺もついてってやるから」

「ありがと…」

「でも家にあるんだろ? 買わなくていいじゃん…?」

「…いっ、一個学校に置いておこうかと思って…」

「そ…」



 ばれてないよね…?




 蓮には迷惑かけたくないし…これで終わればいいんだもん。



 でも、思った通りには行かず教室の机には菊の花が置かれてた。



「え…」

「なんだよ…これ…」



 同じクラスの蓮も不快そうに見ている。


「だっ、大丈夫!! 綺麗なお花だね!? 棚の横に飾っておこう?」

「あ…あぁ…」



 …誰…が…?



 あとは学校に置いてあった教科書にも落書き、体操服も泥だらけ。



 女子の視線が痛い。



 晶はまったく気がついてない。




 巻き込まれない方がいいから気付かない方がいいけど。