完璧男子





 上履きに書かれていたのは悪口。




 ―――――死ね


 ―――――キモい




 真っ黒になってたし…。




 …いじめ?





 ちっ、違うよ…きっと…。




「どうした?」

「れっ…ん…」

「なんだよ…」

「なんでもないよ…? 上履き忘れちゃった…」

「は? 持って帰ったのか? バカだろ。スリッパ借りてこれば?」

「購買で買ってくる!!」



 思いっきり走った。




「きゃっ!!」


 足が痛いことを忘れて思いっきり転んだ。


「バカだろ…大丈夫か?」

「…うん…いったぁ…」