完璧男子

「あ、蓮君」

「橘か…」



 服の整理をしているのか、ふくよかなからだを器用に動かし仕事をしている。




「優枝は?」

「中でデザイン描いてるよ?」



 ぷっくりとした手で「オーナーroom」と書かれた部屋を指す。




「ありがと」

「いーえ。ごゆっくり♪」




 コンコンとノックをして部屋に入る。






「優枝―?」

「…」




 真剣に机に向かい鉛筆を走らせてる優枝がいる。





 集中してんな…。





 俺はそっと優枝の後ろに近づく。