完璧男子

 どんどんと周っていくクラスの告白タイム。




「酒井―」



 酒井龍紀くん…。




「…俺?」



 めんどくさそうに立ち上がった酒井君。




 プレイボーイなのかクールなのかは相手によって違うらしい。





「俺、彼女いるから。以上」

「誰だよ?」



 やっちゃん先生が興味深そうに聞いた。



「いう必要になくね?」

「公開しとかねぇと取られてもしらねぇぜ?」

「…」



 黙り込むともう一度教卓の前に立った。




「おいで」



 普段は見せない笑顔を見せた酒井君。





 私の後ろからガタっと席を立つ音が聞こえた。