それは見事な点数。


 今まで取ったことのない点数ばかり。



「うっ…」

「あとさ、なんで泣いてた?」

「…いろんな感情が一気におし寄せて来たの」

「へぇ…どんな?」


 相手が蓮であることも忘れて話し始めてしまった。



 蓮としゃべらないと無理だってこと。



「ふぅん♪ 俺としゃべらないと無理なんだ?」

「…うん…あ……言っちゃった…」

「仕方ねぇから喋ってやるよ」



 相変わらず俺様…。



 こんな奴のどこがモテるんだろう…?



 そんな奴のことを好きなのも笑っちゃう。




 家につくとなぜか蓮も家に入ってきた。


「看病してやるよ♪」

「…」

「優枝の部屋ここ?」


 コクリと頷く。


「うわ…女の部屋だな…」

「女だもん…」

「…そうだっけ?」