「よしっ!　大丈夫」

「よかった」

「もちろん送迎付きな」

「…はぁい」



　夕菜ちゃんとバスで行ってみたかったんだけどな…。


　そこまでわがままは言えないよ。


「…バスのほうがよかったんだろ?」

「えっ!?」

「図星か…悪いけど無理。」

「わかってるよ…」



　最近…蓮は嫌な予感がするらしい…。



　蓮はそういう感に強いから…信じる方が妥当なんだ。



「俺もついていこっか?」

「えっ!　いっ、いいっ!!」



　そんなの…クリスマスプレゼントが買えないよ。


「そ?　何買うわけ?」

「秘密―」

「ふーん。変な男についてくなよ?」

「夕菜ちゃんと行くんだよ?」




　きょとんとした顔で蓮のほうを見た私をあきれ顔でため息をつく蓮。