完璧男子

 ずっと続く壁を持ちながら歩く。



 もちろん両手で。




 両手じゃないとこけるし。




 あとちょっと♪




「ついたぁ♪」


 靴箱までたどり着いた私は達成感に包まれて壁から手を離した。


「あ…」


 そのままこける。



 意識が遠のいたけど必死に戻す。




 両手で頬を軽くたたく。




 すぐに手を壁に戻す。



 そのまま保健室に向かう。



 熱だけ測ったら教室に行く。



 そのつもり…。