だいすきなのに、 こんなにだいすきなのに… 泣き疲れたのか、 時間が遅いからなのか、 私は気付かないうちに眠りについてしまっていた。 「みさ!みさ!」 朝からお母さんのうるさい声が聞こえる。 「う、うぅん。は――い。」 それから、朝ご飯を食べて 身支度をして、学校へ向かった。