「竜夜ー!」


オーナーが俺を呼ぶ。
やりたかった人気カフェのバイトはすげぇーハードで大変だ。


「竜夜遅いのよ!あんた!これ2番テーブルにもっていって!」


「はいはい。あ、オーナー!今日も赤いメガネ可愛いよ。」


オーナーは顔を真っ赤にした。


まあ、お世辞なんだけどね。
てか 俺メガネしか褒めてないから(笑)


だって
“赤いメガネ可愛いよ”って言っただけだし!


「お待たせしました。ロイヤルミルクティーとブレンドコーヒーです。」


コーヒーをテーブルに置くと見覚えのある女が俺に話しかけてきた。


「やっぱり!橋本 竜夜じゃんよー。」


「あ!お前!梶原 きよ!」


梶原 きよは森中(中学)んときの同級生。

森中のマドンナって呼ばれてたっけ。