その日から、毎週必ず1回は、ユウヤ君似の三宅君は、うちの店に来る様になった。
 
 
「「いらっしゃいませ」」 
 
今日も密かに、三宅君を待っていると、来て欲しくない客が入って来た。
 
 
「雛〜。お前最近連絡なしやなぁ。淋しいやないかぁ。ワシとお前の仲じゃねーか」
 
『どんな仲だよ。客でしかねーよ。何様のつもり?』
 
心の声が出そうになるが、ぐっと堪える。
ここで何もかもを言われちゃ堪ったモンじゃない。
 
 
「いらっしゃいませ、お久しぶりです。成瀬さん。すみません、ずっと体調悪くて…」
 
 
成瀬さんは、店のお客さんではない。
まぁ正しく言えば、元常連さん?かな。
 
そして…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アタシの初めての男。