「実はこの間、紅くんがひかりと歩いてるの見ちゃったんだよね。
あ、だから怒ってるとかそんなんじゃなくてね、ひかりにもこのことを聞いたら……」
「自分は責任を取らないから、紅に全部話してもらえとかなんとか、だろ?
あ。別にホントに浮気とかじゃないから!!
それだけはマジでっ
それに、ひかりのこと好きだなんてこれぽっちも思ってないし、思ったことも無いから。
それだけは信じて。」
「うん、それは ひかりからも聞いたしもちろん信じてるよ。
でも、2人ってどういう関係なの?」
ホットした気持ちともやもやとしている気持ちがぶつかり合って、あたしは紅くんとつないでいた手をぎゅっと握り締めた。
「どういう関係っていうか……家が近所の従兄弟以外に言えない」
え……。い、従兄弟?
「そんなの聞いてないけどっ!!
なんで今までいってくれなかったの?!」
「まぁ、その辺はひかりの方に……」
そんな………でも、考えて見れば納得もいくかも……


