「千夏?聞いてる?」
「えっ?あ、あぁごめん……ちょっとボーっとしちゃって……。」
「もしかしてやだった?」
心配そうにくびをかしげる紅くん。
やだっ!!この顔とか見たら絶対に別れるとか考えられないっ。
「そんなこと無いよっ。
ただ、ちょっと考えごとしちゃって……ごめんね。」
「ううん。
あ、後もう少しで着くから。
千夏見たらびっくりすると思うぜ。すっげーきれいだからっ」
目をキラキラさせて力説する紅くん。
無邪気に笑う姿がかっこよすぎる……////
でもこの際だし、イルミネーションを見る前にすっきりさせちゃおっかな……
「あのさ、紅くん。」
「え?」


