X'mas☆stories



クリスマスイブ前日。



ひかりとのぎこちない会話があれからずっと繰り返されている。


本人は気づいていないのか、それとも気づいていて触れないのか、正直よくわからない。







「そういえば、あんた。
明日デートでしょ?どこいくの?」

「えと、紅くんがきれいなイルミネーションがあるとこに連れてってくれるみたい……。」

「へぇ。意外にロマンチストなんだ。」

「うーん……自分の趣味がちょっと入ってるかな?」




へぇ。
このひかりの返事から会話が続かない。


どうしよ……なんか話さなきゃ。






















「あ、あのさっ。」