X'mas☆stories



「ほら、用が済んだならとっととでてって」


「ちぇっ、もう少しゆっくりしたっていいじゃん」



ムスッとふくれる篤人を無理やり追い出し、あたしは窓をしめた。






「……………。」



こんなんじゃダメだ。って言えた。


もし言っていれば、また明日も、あたししか聞けない告白を聞けたのに……。

こんなに苦しくなるなんて思ってもなかった。







これだけそばにいるのに、いくら想っても、あんたはあたしをみてくれないんだね。






ズルい。

自分ばかり、言いたいこと言いやがって。


















「もう……聞けないんだ。」