双子様の恋愛

そのとき、放送がかかった。





「二年、園崎菜架。生徒会室にきてください。」







あれ、副会長?





あたしっ、なんかした!?






こわいよー…。







「失礼します…。」






あれ、誰もいない?







おかしいな…。







「菜架。」

「…え?」






聞き覚えのある声。





大好きな人の声。






あたし、幻見てる?





そんなわけないか…。







「來堵…あ、あの…どどどうしてここに!?」

「俺が呼び出させた。」







そんな横暴な…。





なんて言わないけど。






すごく嬉しいから。