旅行から帰ってきて二週間。






邪魔すんなよ、俺の人生を。







もう憎しみなんて忘れたいんだよ。








「疾風?ご飯だけど…。」

「ごめん、咲樹菜さん。いらない。ごめん…。」

「気にすんな!そんなときもある。お腹空いたらすぐおいでよ。」






ドアの向こうでもわかる。




すごく心配してくれてる。






ホントにいい人たちだ。





許されるならここにずっといたい。









全く眠れてないけど、練習には行く。






飯は…食わなきゃいけないけど食えそうもない。






仕方ないから食わないで行く。