「まぁ最後に決めるのはお前だ。決まったらすぐ神楽チャンに言えよ。」

「てゆうかもう決めた。」

「どうすんだ?」

「新しい道開く。」

「いんじゃね?」








菜架も応援してくれた。







きっと神楽チャンも反対しない。







モデルを捨てるってわけじゃなく、さらに一歩進む。








楽しみになってきた。










「菜架は?」

「あいつが俺のしたいことに反対するわけねぇだろ。」

「はいはい。お前俺様だな。」

「弘夢に言われたくない。」








弘夢の部屋からでて、自分の部屋に。





そして菜架に電話。








「もしもし。寝てた?」

「これから寝ようとしてただけだよ!」

「ん。俺さ、演技、やってみる。」

「そっか!頑張って!來堵と撮影が少なくなるのは寂しいけど…。」







なんだそれ。





うっかりドキッてしただろうが!








「撮りたくなったら俺ん家来い。いつでもとってやるよ。菜架だけ特別。」

「特…別?うん!」







カワイイ奴だ。






その後、少し話して電話をきった。







すっきりして眠れそうだ。