「おい、はやく着替えてこい。」

「うん!!」






ニッコリ笑って走っていった菜架。





今のは…心掴まれました…。







俺も着替えて菜架を待つ。





女は大変だよな。





服、メイク、ヘア…






同じことしても時間かかるし。





俺なんか化粧要らずで有名だからさらに短い。






そして、変身した菜架が出てきた。






「「よろしくお願いします!!」」






菜架はだんだん成長してきてて、もう極悪面はしない。






自分を魅せるポーズも、服を見せるポーズも知ってる。






ってか、俺が教育した。






あの部屋で…。






「お疲れさまでしたー。」

「お疲れさまでしたー。」






あっという間に終わった撮影。






「やっぱ菜架ちゃんは來堵くんと撮ってるときが一番カワイイな〜。」

「めめめめ滅相もない!!」

「俺のおかげだな。感謝しろ。」





挙動不審なとこと、しゃべり方は変わらない。





逆にカワイイけど…。