双子様の恋愛

「いいか、菜架!!俺達は全面的にお前の味方だ。」

「は、はい!!ありがとうございます!!」





なんか体育会系のノリだ…。





「だけど、あのバカが1人で気づかなきゃいけない。だから俺達はアイツにきっかけをつくってやる。それまでは莉乃と芽依と一緒にいやがれ!!」






うん?




あぁ、しばらく來堵と距離をおくってことだよね?





今はそのほうが楽だな…。





「はい…。」

「大丈夫だ。菜架が思ってるより、來堵は菜架が好きだよ。」

「うぇ!?」

「はは!!じゃ、家まで送る。」

「あ、はい…すいません…。」





弘夢さんに家まで送ってもらった。





母も姉もいて、驚いてたけど何も言わなかった。






夜、莉乃ちゃんから電話がきた。





『もしもし!?弘クンに聞いたよ!!來堵お仕置きだね!!菜架リンなんか、來堵大好きなのにね!?』

「そそ、そんなストレートに言われると…。」

『疾風も知ってるから、疾風に代わるね!!』

「え!?」

『あ、菜架ちゃん?』

「あ、こんばんわ…。」

『こんばんわ〜。俺も協力するよ。菜架ちゃんって妹みたいだから。』