双子様の恋愛

「で?何があったの?來堵と。」

「え?」

「菜架の話を聞いてあげてって言って、芽依も莉乃も詳しく教えてくれなかったんだよね。」

「あ…2人とも知らないんです。」

「そっか。」





葉那さん優しいな…。




琉さんも。





「あ、あの、迷惑かけちゃってごめんなさい。」

「いいよ。ってか迷惑じゃないし!!來堵と莉乃もあたしらの子供みたいなもんだし。ね、琉?」

「それに菜架は芽依の親友って聞いてる。」





なんか、嬉し泣きしそうだよ…。





「菜架、大丈夫か!?」

「ひ、弘夢さん!?」






いきなり飛び込んできた弘夢さんにビックリ。




だってチャイム鳴らなかった。





「また勝手に入ってきたの?」

「うるせぇ!!菜架が泣いてんのにチャイムなんかしてられっか!!」

「ね?弘夢も、來堵関係なしに菜架のこと娘みたいに思ってるんだよ。」





こんなとこでこんな感動するなんて思わなかった。





こんなに暖かい人なかなかいないよね…。




類は友を呼ぶですね。