双子様の恋愛

少しして着いた場所は、來堵ん家に負けず劣らずの豪邸。




確か、芽依ちゃんのお母さんって専業主婦だよね?




凄いよ、琉さん…。





「あがりなよ。弘夢もうすぐ来るから。」

「あ、すいません…。」

「葉那〜。拾ってきた。」

「今行く!!」





足音が聞こえて、出てきたのは超キレイな人…。




え…ホントに一般人?





「この子が菜架ちゃん?不思議で面白い。」





芽依ちゃん、どんな説明してるの…?





「カワイイね。あたしは葉那。芽依の母親!」

「俺の嫁。」

「うるさい。」





弘夢さんと咲樹菜さんと同じくらいラブラブだな〜。





「ってか、濡れてんね〜?はやく中入りな。タオル持ってきてあげるから。」

「そそそんな!!滅相もない!!」

「タオルごときで?あはは!!芽依から聞いてた通りだね!!」





それから、リビングに入れてもらって、タオルで頭を拭いた。





落ち着いたら、色々思い出してきて…。




悲しくて仕方ない。