双子様の恋愛

走ってたら、涙が出てきた。




あたしが悪いんだと思う。




変に気持ちを隠そうとしたから…。




だけど…來堵があたしをあんな風に思ってたなんて…。






「菜架ちゃん!?」

「芽依…ちゃん…。」

「どうしたの?逆走なんか…し…て…?泣いてるの…?」

「あ…ごめんなさい!!」

「ちょ、菜架ちゃん!?」






芽依ちゃんを振り切って走っちゃった…。




ごめんね、芽依ちゃん。






当てもなく、走ってて気づいたら雨が降ってきてて。




立ち止まったけど、家に帰るわけにも行かないし…。




行きどまった…。





そんなとき、車のクラクションが近くで鳴った。




その車があたしの目の前で止まって、窓が開いた。





「アンタが菜架?」

「え?あ!!あああああなたは…!!」

「ちょ…黙って。静かに後ろに乗って。」

「はははい…。」






ガチガチになりながら、言われた通り後ろに乗った。




だって…だって…この人のこと、知らないなんてあり得ない。