コノユビトマレ

「ふっ。こんなに早くばれちゃうなんてね。私なんかより、二人の心配したら?そいつらの腕見てみなよ」

「え?」

振り返ると、梨乃と晃の腕の皮膚がただれていた。

「・・・・・!」

背中がぞっとした。

そんなにひどくなかったけど、十分グロイ。

「そいつらの腕をつかんだときにね、私の手・・・ううん。特殊な手袋にはね、ちょっとした塩酸を塗っておいたの」

「え、塩酸!?」

「やってくれるじゃねぇか。たいしたことねーけど、いてぇ・・・」

晃はかすかすの声でしゃべった。

「晃!」

「痛いってゆーか、熱い」

梨乃が呟いた。

「梨乃!」

「・・・さぁ、早く私を警察に突き出しなさいよ」

「そうだ、その前に今まで行方不明にした奴はどこだ!?」