「……くくく……。」


りょうやはずっと笑っている。


「唯!唯!」


呼んでも返事がない。


「唯。起きろ。」


りょうやがそう言ったとたん、唯は起き上がった。


「唯!!」


呼んでも返事がない。


「唯。お前の近くにいる外道にあいさつしろ。」


りょうやが命令口調で言った。