「これから、禁断の魔術を開始する。」 パチン……。 りょうやが始まりの合図を出した。 そして、唯から少し離れて、魔術書を取り出した。 「ジュン……。」 不安そうな目で見てくる。 「安心しろ……。りょうやの虜になっちまっても、絶対救うから……。」 唯にそう言った。 そう……絶対に、唯を助ける!! そう自分に誓った。