「……さっきから気になっていたんだけど、りょうやはどこにいるんだ?」


俺が投げた疑問に美佳は


「最上階よ。唯もいるわ。魔術の準備もしてたわ。」


「……そうか……。急ごうぜ。唯が……待っている。」


「そうね。こっちの階段を上って。」


美佳は、階段を指差す。


俺らはその階段を上った。