『にしても、真っ暗だよね……。むちゃくちゃ不気味。』


やっぱ唯は女の子だから、不気味なのは、苦手そうだ。


「大丈夫。俺がいるから。安心しろ。」


唯が怖がらないよう、少しでも、安心してもらいたいと思った。


「手、繋げば怖くないから。いこうぜ。」


唯に手をさしだす。


『う、うん……。』


唯の手は震えてた。


やっぱり怖いんだろう。