「……唯……!!今、唯の悲鳴が……。未来……。」


さっき、唯の悲鳴と、りょうやの笑い声が、聞こえてきた。


「多分、まだ、術にはかかっていないみたいね。」


未来が冷静に返してくる。


「何で、そんなことがわかるんだよ!?」


「悲鳴をあげるってことは、りょうやを拒絶してるってことでしょ?だからそうだと思って。」