お菓子とケーキを手に持って俺は歩きだした。 「ほのか、行くぞ」 「あんたに命令されなくても行くから!」 ったく… いちいち喧嘩になるようなこと言いやがって…。 俺ははぁってため息をつく。 ほのかは後ろからちょこちょことついて来た。 「ほのかちっちゃいな」 長谷川がほのかの頭に手を乗せる。 髪がさらって揺れた。 あ… ボブもかわいいな… なんて、重症の俺は思ってた。 髪が揺れたぐらいでそこまで思ってる自分がある意味信じがたい。 本当にやばいな…。 俺絶対いつか倒れる。